メル婆が退院する時の
ピックアップ時間は
午前の最終に設定されました。

それは
先生がじっくり
今後の事を指導する為でした。








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診察室に呼ばれた私たちの前に
先生がたくさんの資材を並べました。

そしてメルちゃんの現状と
今後私たちが
しなければならないことを
丁寧に説明してくださいました。







メルちゃんの2つの腎臓のうち
1つはもう動かなくなっていました。

残りの1つも負担がかかり
動きが悪くなっていました。


なのでもう
十分なおしっこを作る事が
できなくなっていました。







人間で言うところの「腎不全」です。

人間の場合は
全くおしっこが出なくなって
しまうのですが

犬の場合は逆に

本来の量以上に尿を
排出してしまうのです。









通常、飲んだ水分の中から
必要な量を体内に吸収して
残りを尿として排出するのですが

メルの場合
飲んだ以上の水分を
体内からかき集め
「薄い尿」として
排出してしまうのです。

なので慢性的に脱水になり
腎臓は小さく硬く
なってしまってました。






幸いなことに残りの腎臓が
まだ機能している状態で
治療が開始できたので
現状維持できればメルは
この先も普通に生活できる
と思われます。









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先生から出た具体的な指示は

1回150ccのラクテック注を
メルちゃんの背中に注入すること


1週間に2回、
もし元気がないようなら1日おきに
処置すること







金曜日に退院したので
今日、日曜日からスタートです。

今後、土日どちらかと水曜日
というサイクルで
実行することになります。







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パックからシリンジに
液を取り出す。

詳しいことは省きますが
パパはお手の物なんです。

よかった。
私ならテンパってしまう。







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50ミリのシリンジなので
3回繰り返し、だな。







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翼付静注針を取り付けて
空気を押し出す。






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逃げも隠れもしない女帝。

大したヤツだ。







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背中の皮がよく伸びる部分。

ここがポイント。







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針の刺し方にコツがあるらしい。
あまり水平に向かうと
摘んだ皮を貫通してしまう。
思い切って真下に刺すんだそうな。







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ロコちゃん大騒ぎ。

ロコは小さい時から
他人の痛みがわかる子でした。

誰かが怪我したり
熱出たりすると
大応援を繰り広げます。






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全く動じないメル。







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所要時間10分。
無事完了いたしました。







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美味しそうにプリン食べてます。






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今回彼女が失ったものは
まだぎりぎり私たちで
カバーできるものでした。

もし
もうすこし気づくのが遅れていたら
もし症状が一気に進んでいたら

私たちは大きな大きな後悔を
していたことでしょう。


みなさん、
「なんか変だ」は
やっぱり
「変」なんですよ。

後悔しない為にも
とにかく「受診」です。


ポチっとよろしくお願い致します。




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