年末、とある所でクラリネットを手に入れた。


某倉庫のしばらく開けられていない

キャビネットの奥から発掘されたもので

ほこりで真っ白になったケースに入ってた。



一般的に使われているサイズより小さい

E♭(エス)クラリネットと呼ばれるもので

これを吹くクラリネット吹きは

どこの楽団でも1~2人程度。



オプション扱いでそれほど重要視されておらず

少しでも通常のクラリネット(B♭クラリネット)の

人数が不足するとコンバートされてしまう運命にある。

常任者がいない楽団も多い。


が。

私はこれを吹いている。


前述のようによくB♭クラリネットに

「飛ばされて」はいるが

特にマーチやラテンでは

その必要性を強く訴え

出来る限り吹かせてもらっている。




話を戻そう。




出てきたクラリネットは

ケースはボロボロになってはいるが

本体は割れやヒビもなく

キィのメッキがハゲハゲな以外、

外見に大きなダメージは無かった。



かわいそうに。



おそらく10年以上この状態で

誰かに見つけてもらえるのを待っていたのだ。




で。

誰のものなのか。


その場にいた人間にきいて回ったが

誰も知らないと言う。

このまままた、「封印」してしまうのか?


その場にいた誰もが

「それはマズイ」って事に気づいていた。



しばらくの後、現場の責任者が私に

「処分して良いから」。

と言ってくれた。




音楽に携わる人間全てに共通する意識だと思うが

楽器や楽譜にはある種の『精神』が宿る。


「こう奏でて」と、作曲者はその精神を楽譜に映し出し

奏者はそれを作曲者の指示通り

楽器で表現しているだけ。



音楽の主役は人間ではなく『楽譜』であり『楽器』であると

私自身は思っている。



なので「楽器」や「楽譜」を捨てるという事は

考えられない。


私に「処分」を命じた言葉に含まれる「意味」と「責任」を

私は重々承知している。





という訳で。



本日、私の信頼するチューニングショップを訪ねて

錦糸町 に行ってきた。




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ショップの診断の結果は

〇約25年くらい前に製造されたもの。

〇出荷時の消耗部品がそのまま付いている部分もあるが
交換の跡も見られるので手入れはされていた。

〇当時の価格は約45~48万円。

〇本体にダメージは見られないのでチューンすれば完全に復活する。



気になる費用は…32,500円。




やっぱりね。





持ち込む前に少し吹いてみた。

そしたら、ちゃんと音階が吹けた。

音程も非常に安定していて

「それなりの物である」と確信していた。

費用は少し高いけど

倉庫の奥で何年も

私に逢うのを待っていてくれたんだと考えると

ここは私の頑張りどころだと思う。






私が錦糸町に行くと伝えると

「美味しいモノがあるから」と

パパが同行してくれた。




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錦糸町駅前の 「山田家」の人形焼。



「人形」ならぬ「たぬき」。

これがめちゃめちゃ美味しい。





この「もみじ」の方は

アンコ抜き。

要はタヌキの皮の部分だけを使った焼き菓子。


なにが美味しいってこの、

「皮」の部分がしっとりしてて美味しいんだよ。




この「もみじ」が本日のお嬢たちへのおみやです。




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「今、騒ぐと貰えなくなる」

という事を最近ようやく学習したようです。







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半分ずつだよー。






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いただきまーす。







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いつもは遅いメルですが

今日はものごっつい勢いです。






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アンタがそんな顔すんの、珍しいなぁ。

31日にもう一回錦糸町行くから

また絶対に買ってきてあげるからね。




じっと待ってたクラリネットにポチ。

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