「お母様、だいじょうぶですか?」という

コメントやらメールやらいっぱい頂きました。

ご心配おかけして申し訳ございません。



大丈夫です。

あの人は不死身ですから。



今まであまり登場した事のない母ですが

我が母上、実はとても「ブログ的においしい」キャラの持ち主。



滅多にない体験なので書いちゃおう。



母上。

了解を得ぬままのブログデビュー。

妙なブログを書く娘の「親不孝」をお許しください。



では。長くなるけどごめんなさい。






年末から膝に痛みを抱えていた母は

かかりつけの整形外科で痛み止めを処方されていた。

だんだん効かなくなってきて、4日前から新しい薬を加えてもらった。

飲むと頭がぼーっとして眠いようなしんどいような状態がずっと続いた。

2日ほど飲んだところで粘着便が出だした。

これは胃壁が荒れてるなと判断した母は

次の日の朝から飲むのをやめた。

その日の夜、風邪の症状が出ていた母は

市販薬のプレコールを飲んで寝た。


翌朝。

10時になっても起きてこない事を不審に思った父が母の寝室を覗くと

母は意識朦朧で横たわっていた。


ゆすり起こすと「トイレへ行く」と言う。

立たせた途端に大量に下血。



救急車を呼ぼうとすると母はなんと

「風呂に入るから待って」。

頑固に言い張るので仕方なくシャワーを浴びさせ119番。

到着した救急隊員に

「担架はいらん。歩いて降りるから」。

ちなみにわが家はマンションの7階。

数人がかりで説得されてなんとか担架で運ばれたらしい。



枚方市駅前のK医大病院に運ばれた時点では

40度の高熱、意識レベルの低下、下血 という症状が見られ

誰が見ても「えらいこっちゃ」という状態。


MRI、CTスキャン、血液検査、尿検査、

レントゲン検査、骨髄液検査、胃カメラ

考えられるすべての検査をしてもらった。



結局、それぞれの症状はそれぞれ別の原因があるという事になった。


風邪による発熱

鎮痛剤・風邪薬の過剰摂取による意識低下

鎮痛剤の長期服用による胃壁のびらん(出血を伴う荒れ)



これらが一晩の間に重なった

「稀にみる不幸なケース」 (主治医談)。



私が病室についた時にはほとんどの検査が終了していて

母はウンウン唸りながら、管やら線やらいっぱい着けて横たわっていた。

だが。

時々むっくり体を起こし、ぱっちり眼を開き 「トイレ行く」。

その度にいろんな管やら線やらがぶちぶちっと外れるわけで。

その度に看護婦さんが飛んできて着けなおすわけで。

それも1度や2度ではないわけで。

ウチの部屋だけ大騒ぎ。



ある程度落ち着いてきたところで

「詰所の前なので何かあればすぐに対応できますから」と看護婦さんに促され

夜9時に父と私は帰宅した。





翌日

母の病室に行くとケロッとして


「なーんにも憶えてない」



「夜中に何べんも人が来て全然寝られへん」



すっかり普段の母に戻っていた。



父に起こされて「寝過ごした」と思ったところから

記憶がぷっつり途絶えている

前日の大騒動を説明すると

「一生の不覚」と神妙な顔。


一見反省しているように見えるが

こっそり指についてる酸素濃度のモニター外して

看護婦さんに叱られてる母だった。

この人ね、中身は男だから。しかもかなりの頑固者。






既に胃からの出血も止まっており

事実上「大風邪で入院中」という

救急病棟では有るまじき状況。

木曜日には退院の予定でございます。



風邪薬と鎮痛剤、重なって服用する事ってけっこう考えられます。

母の場合は鎮痛剤を24時間抜いたので大丈夫と思っていたようですが

小柄な母にはそもそも処方されていた量が多かったのかも知れません。

処方薬が出ている時は素人判断で他の薬を飲んではダメだと

母に体を張って教えてもらいました。

皆様もお気を付け下さい。



パパからメールが来ました。
「元気がない」メルの写真がくっついてきました。
IMG_5699.jpg
ロコと違って愛いヤツよのぉ❤

もうすぐ帰るでぇぇぇ!
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